でぶリン

光 り 輝 く デ ブ

紙を読み終えた後しばらくうなだれていた僕はうなだれるのを止め、力を試してみる事にした。なんでも実現出来る力、どんなモンでしょうか。

（なんでも実現って……。とりあえずお肌綺麗な僕を見てみたいな）

そんな事を思っていたらですね、出ちゃいました鏡。ブヒッ

目の前に現れた鏡には見慣れた丸い体、見慣れたはずの顔にはニキビや吹き出物がないお肌が綺麗な不細工な顔が映っていた。

（オマケやん……、ホンマにオマケやん……。）

いくらお肌が綺麗になろうが不細工は不細工だという事を僕は改めて知った。