光 り 輝 く デ ブ

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あれこれ考えている内に陽は昇り昼頃になっていたけど、考えている間も出てくる食べ物をつまんでたから空腹感はない。 幼少の頃から動けるデブと評判だった僕は周りを少し散策してみる事にした。 いざ行かん、異世界よ。デブ、異世界に立つ。なんて意気込み森へと向かった。 森の中は生い茂った葉により木漏れ日が差し込んでいて、心地よく穏やかな雰囲気。小鳥のさえずりや小動物の鳴き声が聞こえ、見たことのない花や木々を見ながら植物園気分で楽に進めた。2.5hydeくらいありそうなクソデカいゲジゲジを見つけた時はちょっぴり、ほんのちょっぴり漏らしたけど気にしない。 さらに奥へ進んでいると、前方から手のひらサイズの小さな白い梟が飛んで来て僕の傍の木の枝に止まった。梟かわいいよ梟。 デブで不細工なくせに可愛いものが好きな僕は梟が逃げないようにゆっくり、ゆっくりと梟に近づいた。
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