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「こんな所に神社なんかあったんだ。しかも駅向こうに。」
「うん。駅向こうでもたくさんあるよ。」
すると、私の記憶が頭の中を横切った。
―――――
ある神社。
双子の石像。
小さい頃の私。
ある男の人と手を繋ぎ、階段を降りている。
―――――
まただ。
最近夢にも同じ事をよく見る。本当にあったことなのか、それとも……。
「美希?どうかした?ボーっとして。」
「何でもないよ。大丈夫、気にしないで。」
私は言った。
なんだったんだろう今のは。ある忠告しているのだろうか。それとも私の思い違いなのか。
そんなことを考えながら智美ちゃんの後をついていく。
すると、奇妙な基地へと来ていた。草のツルが天井へと伸びている。
「ここは?」
私は呆然とこの世界に見とれいた。
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