教師

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父のように慕ってる土帝の学園に戦闘学の教師として就職して早2週間。 国王は『精神安定剤』って言ってましたがどう味わっても薬型の飴ですね。 でも好きな味ですから内緒にしてます。 「先生~浮かんでないで降りてくださいよ~!」 現在私は格闘技場で2年生の戦闘授業をしてるのですが。 ロア「いつものように二人一組で模擬をしてください」 風を纏ってフヨフヨ浮かんで空中遊泳を楽しんでます。 生徒達は指示通り二人一組で模擬を開始した。 武器が交差する音、魔法を詠唱する声、全てあの頃に戻ったような感覚に陥ります。 800人の教え子達が集結して建てた『犯罪組織』。 目的は『国王の暗殺』。 先代の暗殺された国王は悪名で有名だった。 廃止されたはずの奴隷を復活する、さらに平民と貴族の格差が広がり平民は一部スラム街へとなった地域も。 その悪名で有名な国王をあの子達は暗殺した。 一方から見れば『悪者』。 一方から見れば『英雄』。 そしてあの子達は次々と『悪名高い貴族』を暗殺していった。 私はそんなあの子達を見て自分の過ちに怒り退職し静かな森で暮らした。
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