序章

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政府は教師を捕まえた国王を含めた84人と政府役人15人、大臣も加わり教師を円卓の中央へ立たせ逃がさないよう四股に魔力を吸いとる犯罪者用の枷を繋いだ。 政府は聞いた『なぜそこまで拒否をする』と。 教師は答えた『拒否をすれば私を殺してくれると思った、だが私よりも弱かった』と。 続けて政府は言った『あなたを国の監視下の下、その優れた能力を国の為に務めよ』と。 教師は拒否した。 なぜと政府は聞く。 『同じ過ちを繰り返したくない、仮に私が同じように鍛え、鍛えた者があの組織と同じようにならない訳ではない、必ず一人や二人は復讐のために強くなった力を犯罪に使う』と。 政府は『あなたに拒否権は無い、これは国からの命令だ』と言った。 教師は下唇を強く噛み拒否した。 政府は教師が肯定するまで城の地下に閉じ込める事にした。
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