序章

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教え子が犯罪者になったことへの『罪悪感』、見張られることの『精神的疲労』。 誰にも愚痴を溢すことなくたった一人で耐え続けた教師はついに倒れた。 すぐに病院へ搬送され入院した。 倒れた事により教師は我慢した物が切れたように、押さえていたものが溢れるように時々教師は叫んだ。 壊れた人形のように悲鳴をあげ時には血を吐き怯えた。 とてもじゃない教師の姿に一週間で仲良くなった10人と教え子が教師を慰め落ち着かせようとした。 教師は気分が落ち着けば糸が切れたように気絶した。 その様子に10人と教え子は国王へ通告。 国王はすぐに政府を教師から手を離すよう命令した。 政府は国王に逆らえず渋々手放す。 教師の容態を知った学園長は教師を学園から退職させ国王は教師を精神科へ移した。
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