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僕の目の前に、また新たなヒーローが立ち塞がった。
第四銀河、惑星”アフレット”のヒーローだ。
「私は”アフレッド”! ブルーの仇は討たせて貰うっ!」
何かの鳥を模した赤いコスチュームに身を包み、両手を左右に広げ片足を上げたアフレッド。
いわゆる決めポーズ。
――そんな事言われてもなぁ……
生き残る為に僕も必死だ。
ヒーロー同士で殺し合うなんて、はっきり言えば異常事態。
仇討に燃えるアフレッドと対照的に、僕は冷め切っていた。
「行くぞ!」
アフレッドが地を蹴る。
その速度は地球の100メートル世界記録を容易く塗り替える――
それぐらいの速さだ。
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