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      胸が張り裂けてしまいそう。 「宏太…」 ゆうとって誰。 なんでそんなに悲しそうな顔で、なんでそんなに辛そうな声で。 何も解らないのに、全てが悲しい。怖い。 「光…。光は俺を愛してくれるよな?俺が光を愛してるみたいに…」 俺にとって宏太って何?宏太にとって俺って何? ゆうとにとって宏太って?宏太にとってゆうとって? 「うん…」 今はただ、俺を抱き締める宏太の力が強くて、宏太に肯定する事しか許されていない気がした。 頭が痛くて何も考えられない。 でもつかの間でいいから宏太に抱かれていたいと思ったのは確かだった。 愛を感じていたかった。 「愛してるよ宏太…」 きっとお前は、こんな俺らを笑うんだろう。  
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