Prologue

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「ここがその場所のようですね……」 ミュウ達が着いたのは、町の中心から少し離れた場所。 昼間なのに薄暗く、建物はたくさん並んでいるが、ほとんどが廃れているように思われる。 奥は入り組んだ路地で、一度入れば二度と出て来れないような、そんな雰囲気さえしてしまう。 同じ町なのに、別世界のようだった。 「こんな所があったなんて……」 初めて見る光景に、ミュウは驚きを隠せない。 「まあでも、確かにここなら……たまり場としては格好な場所ですね」
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