冷たい怒り

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車はとても高価なもので、持っている者などこの町には中々いない。 最も、ある程度は自分達の足でも行けるため、そこまで買う必要も本来はないのだが。 つまり、前にいるのはよほどの大金持ちということだ。 それがここに来たというということは、報酬だけでなく…… 「期待していいよね!(出来ますね!)」 思わず二人同時に声を上げる。 噂をすればとはこのことか。 やがて、扉がノックがされ、それを開けた時には、 「いらっしゃいませ、モノクロームへようこそ」 二人とも完璧な営業スマイルでそれに応じていた。
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