肉塊
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真っ暗な中、時々光る稲光を頼りに海を見ようとしていた。 海が、特に潮の流れ方が、どうしても気になって仕方がなかったのだ。 林田が海の方を見ながら歩いていると、又稲妻が光った。 その時、林田の左目の隅に、一瞬何かが見えたような気がした。 林田から百メートルほど離れた場所である。
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