2.学園都市

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「十也…?」 「…!!」 聞き覚えのある、懐かしい声がした。 「やっぱり…十也だ…」 「み…ら…?」 見ればやっぱり、懐かしい顔。 俺の親がまだ生きていた頃、住んでいた家が隣同士で、2人でよく遊んだ。 親が死んで、俺が施設に行ってからも、よく遊びに来て一緒に遊んでくれた、幼馴染。 それが弥羅(みら)だった。 「どうして…ここに…?」 「どうしてって…お前を探しに来たに決まってるだろ…。」 弥羅は俺に駆け寄ると正面からぎゅっと俺の身体を抱き締めた。 「やっと逢えた…。」 「え、ちょ、弥羅…!」 image=458312814.jpg
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