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そうしていくうちに、社員達は残業をしなくなっていった。
ペナルティを課されるなら残業しない方がましだ、と思い始めたのである。
残業をしたくなくなるということは、同時に作業のスピードアップに繋がる。
さらにスピードアップを図るため、吉越氏は『デッドライン』という仕組みを導入した。
全ての仕事には必ずデッドラインをつけ、それを会議の席上で発表して、守らざるをえない状況を社内を作り出す。
このシステムが功を奏し、社員のスピードはさらに上がっていった。
そして吉越氏は徐々に『ノー残業デー』の日にちを増やし、ついにすべての日を『ノー残業デー』となった。
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