君に贈る応援歌～クリエイター始めました

一、黒板を見ない少女

とにかくオレは数日テンションが上がりっぱなしで、周りの男共の羨望を一身に受ける優越感に浸っていた。

そんな中、一時間目の体育の授業に遅刻してきて、いつものように教室で着替えようとしたオレは、机の隣にノートが落ちているのを発見した。

明らかにオレのじゃないし、拾って見ても名前がないので、とりあえずオレはそれを開けて見てみた。

――途端。

『――改めて問う。汝、契約を望むか？』

『ああ！　望む！』