一、黒板を見ない少女

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「…………」 ペラリ。 目に飛び込んできたとんでもなく厨二臭い言葉に、オレは無言のままページをめくった。  ――匠は教壇の前に立つ少年を見て、ガタッと椅子を蹴って立ち上がった。 『お、お前――!』 「…………」 ……ペラペラリ。 『違う! こんなはずじゃない、こんな未来、オレは――!!』
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