一、黒板を見ない少女

7/27
前へ
/33ページ
次へ
「――。――…あ。…………うん」 ……とんでもなく厨二なその内容に、オレはパタンとノートを閉じた。 (相当末期だろ、コイツ) 契約とか、未来とか。 ――いや、オレも大好物だけど。 でもま、誰のか知らないけど、どうせ山崎とかだろうし、面白そうだし後で晒してやーろうっと。 その文章を刻んだ文字が、山崎のものにしては妙に綺麗だということに気づかなかったオレは、とりあえず机の中にそれを突っ込んでグラウンドに向かった。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加