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「お、沖田くん!は、早く壇上に上がってきなさい!」
「んー…?…ふぁ」
男が欠伸をしながら顔をあげた。
……び、美形。
切れ長の一重の黒い瞳。
眉はキリッと整っていて、
鼻はすっと高い。
いい感じに整っている唇に、
キメ細やかな肌。
今まで、こんな綺麗な男を見たことがない。
「沖田くん!」
「ん―?……あ、やべ」
男は少し焦りながら、走って前に向かった。
やっぱり、あの人が沖田慎だ。
―――どくん
あたしの心臓がひとつ、脈を打った…――
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