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意識が飛んでからすぐ、僕は何故か不思議な夢を見た。
知らない男の人に僕が頭をピストルで撃ち抜かれて死んでしまう夢だ。
僕を撃ったその男は、サングラスに黒いパーカーでフードをしていて、見るからに怪しい格好だった。
下半身も黒のジーンズだったかな。
でも、不思議だったのはそこじゃあない。
夢にしてはリアル過ぎたってのもあるんだけど、僕の見た夢は何故か視点が『僕自身のもの』じゃなかったんだ。
僕じゃない『第三者』の視点だからこそ、犯人の顔も、武器も、凶弾に倒れた僕自身もはっきりと確認できたんだけどね。
でも、一体誰の視点だったんだろう?
確かあそこにいたのは……誰だっけ?
まっ、どうでもいっか。夢だし。
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