序章

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食べ物だけじゃない。 水だって、最近では汚れた水しか手に入らない。 どれもこれも、あいつらのせいだ。 ボクの言う「あいつら」は、 最近、村にやって来た山賊共の事だ。 あいつらは食料をぶん取り、 貯水地を汚し、さらには年頃の少女をさらって売り物にまでしている。 売られた少女の中には、ボクの幼馴染みもいた。 …許せない。 きのこを取り終え、日が暮れかけた頃。 帰り道で人を見つけた。
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