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「きゃーっ」 ドタドタドタッ ガチャッ 階段を慌てて降りて玄関を勢いよく開けた。 「お…、おは…」 「……」 申し遅れました!私、水瀬 葵 16歳 どんな人間かと言うと、おしとやかで、可愛くて、女の子の鏡! …はい、嘘つきました。 かなり騒がしくて、意地っ張り。 見た目的には、髪は腰までで緩くウェーブ。前髪は横に流してる感じ。 眼は若干猫目、身長は160㌢で、スタイルはややぽっちゃり。 そして目の前の呆れ顔のこの人は、中里 瞬平 16歳 少し茶色がかったストレートの髪で、襟足は短め。 眼は私とは逆で若干タレ目、身長は182㌢でスタイルは、細身な感じ。 「朝から騒々しい」 横目で睨まれ、スタスタと歩き出す。 「あっ、まって」 瞬平は聞こえないのか歩くのを止めない。 「瞬ちゃん!まってってば」 「!"ちゃん"で呼ぶなっ!」 「?なんで?瞬ちゃんは瞬ちゃんじゃん」 瞬ちゃんは私の幼馴染み。 因みに、今までずっと一緒のクラス。 昔から呼んでるのに今さら変える気なんかないし。 .
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