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荷物を取りに教室に行くと、教室の一番後ろ、窓際の葵の席に目が行く。
こいつ…。人の気も知らないで、よく寝るよな…。
「…ばーか…。」
気が付くと、呟いていた。
葵自身気付いていないみたいだけど、何人かに好意を持たれている。
ま、俺が阻止しているけど。
阻止しなくても、こいつ鈍感だから、気付かねぇんじゃねーかって考えた事もある。
俺から見たら、下心丸出しで近づかれてんのに、それを純粋に助けられたと思って、笑顔振り撒いて。
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