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「……」
瞬平は葵に気付かれないように、踵を返した。
そうだよ。瞬ちゃんなんてなんとも思ってないし。
私は優しくて頼れる人が好みなんだから…
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*放課後*
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女の子の集団の中心には瞬平の姿が…。
「ねーねー、中里君ってどんな子がタイプなの?」
「休日ってなにしてるの?」
「今度遊びにいこうよ!」
黄色い声を遠くで聞き、机に頬杖をつきながら、集団を眺める葵。
「葵、あんた何したの?」
奈緒は質問攻めを受けている瞬平をチラッとみて葵に聞いた。
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