プロローク-陽炎少女-

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私は 文化祭の日、 ナンパされる親友を見た。 その隣には、杏。 「結構イケメンじゃない?」 「そ、そうかな………!!」 ゴリ押しの杏に押され気味ながらも、 結構乗り気な様子の彼女。 「行っちゃおうかな……?」 杏は顔を輝かせ、喜んだ。 「良かったー!! ××ならそう言ってくれると信じてたよ!! さ、行こ!!!!」 二人はナンパ男と歩き出した。 私は、 自分の気持ちを 踏みにじられた気がした。 急に怒りがこみ上げてきて、 私は 清掃用の箒をつかむと 二人の同級生に殴りかかった―――――
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