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始まりは、あなたが話しかけて来たことが始まり。
1人ポツンとベンチに座っている私に『何してるの?』って話しかけてきた。
私は『空、みてる…』って素っ気なく答えた。
あなたはそんな私の答えに
『空、好きなんだ。俺も好きだよ。』
そう言いながら、許可も得ずに私の隣に座った。
『なんで座るの…』
私はそう呟いて、ベンチから離れた。
『あっ…待って…』
彼は私の後をまるで、母親の後をついていく、小さい子供のように私の後をついてきた。
『ついてこないで…』
冷たくあたる私に彼は
『そんなこと言うなって。なぁ…友達にならね?』
突然の申し出に、私は思わず足を止めてしまった。
『えっ…』
『俺と友達になってください。』
彼は太陽のような笑顔で手を差し出してきた。
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