― 続編 ―

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― 部屋に響く無機質な音。 聡「お兄ちゃんっ…、」 僕が お兄ちゃんの 手を触ったときには もう すでに 冷たくなっていて。 お兄ちゃんの目から 涙が 溢れ出した。 その表情は、 野原で蝶を追いかけている 少年のように あどけなく そして 虚しかった。 ((行きたかったね、)) ((水族館…。)) ' END
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