明け方
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明け方、錆びついた車輪はギィギィと悲鳴をあげながら明け方の駅へと僕らを運んで行く。 ペダルをこぐ僕の背中に寄り掛る君から温もりを感じた。 線路沿いの上り坂を登っている時「もうちょっと、あと少し」後ろから楽しそうな声で言った。 町はとても静かで君は「世界中に二人だけみたいだね」と小さくこぼした。
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