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蝶「それだけだ。じゃあな」
ガタッと立ち上がり、歩きだそうとすると、銀時が腕を掴んだ。
蝶「んだよ」
銀「それだけって酷くね?俺等、お前の親父さんに言われててよ~」
蝶「何をだ」
銀「この学校の事はお前に聞けって。後、娘をよろしくなって言われてんだ。」
蝶「・・・」
蝶蘭は銀時の腕を払いのけた。
蝶「お前等が父さんに何言われてようと、俺には関係ない。」
蝶「俺には関わるな」
それだけ言うと、蝶蘭は教室を出て行った。
総「んでィ、あいつ。」
高「俺に関わるな、か・・・・面白れぇじゃねぇか」
土「何処がだ」
桂「あやつ、本当に女か?」
高「ヅラが言える事かァ?」
桂「ヅラでも女でもないわ!」
銀「・・・咲津鬼 蝶蘭ねぇ。」
総「旦那、どうしたんで?」
銀「気に入ったぜ。」
ニヤリと銀時は笑った。
桂「は?」
高「銀時が気に入るなんざ、珍しいじゃねぇか」
土「あんな無愛想な奴気に入るなんざ、どうにかしてんな」
総「・・・・・ま、分かりやすけどねィ・・・」
銀「ぁ、やっぱり?何コレ、ドS同士しか分からない的な??」
総「苛めたらどんな顔するか、楽しみでさァ・・・」
ニヤリと笑うと、外を見た。
総「ぁ。あれって、蝶蘭じゃねェですかィ?」
銀時達は立ち上がり、外を見た。
そこには、確かに蝶蘭が居た。
高「確かに、な」
土「あんな所に突っ立って、何してんだ?」
桂「知るか」
銀「誰か待ってんのか?」
そんな話をしていると、銀時達以外の人も集まった。
男19「転校生さんよぉ、運がいいなぁ」
土「あ?」
女4「転校生初日早々、姉御の喧嘩を見れるなんてね」
そこで、声が響いた。
蝶「来いや、葎崎(リツザキ)学園共ォォォォォォオオオオオオ!!!!!!!」
蝶蘭の声が響くと共に、周りから人がぞろぞろ現れた。
総「何でィ、アレ!!?」
男13「この前、蝶蘭に喧嘩を売ってボッコボコにされた、葎崎学園んとこだ」
高「あの人数相手で行けんのかァ?」
蝶蘭の周りには、50人程の男達が居た。
男15「あんなの、姉御にかかりゃあ簡単だ。」
女9「ぉ!始まるッ!!」
葎崎学園の男達は蝶蘭に向かって走って行った。
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