第1章 出会い

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~~ 蝶(・・・この“血塗れ空間”に転校生入れるとは、父さんは何考えてんだ) この“浪桜乱中学校”の校長、咲津鬼 鋼羅和(サキヅキ コウラワ)は蝶蘭の父だ。 蝶蘭の母は、此処ら辺を纏めていた不良だったが、蝶蘭を生んだ後に亡くなった。 蝶「ったく・・・。父さんもめんどくさい事を・・・・」 外を見るのを止めるのと同時にガラッ!と戸が開いた。 そして年老いた先生が入ってくる。が、生徒達は見向きもしない。 先「今日は転校生が、います。は、入りたまえ」 転校生が入ってくると聞くと、蝶蘭以外が戸を睨み見た。 ?「ども~」 銀髪の天パに、死んだ赤い目の少年 ?「・・・・・・・。」 黒髪に、鋭い目つきをした美少年 ?「ここですかィ?」 爽やかそうな茶髪で、赤い目の少年 ?「ククッ・・。思った以上じゃねーか」 紫色の髪に、左目に眼帯をしている少年 ?「凄い所だな」 黒い茶髪の少年 男女「・・・・・・」 皆はまだ睨んだまま、転校生を見ていた。 蝶蘭は見向きもしない。 先「て、転校生、です。自己紹介を、どうぞ。」 先生が言うと、銀髪が話し出した。 銀「俺ァ、坂田 銀時~。よろしく~」 ニッコリと笑うと、クラスの女子何名かの顔が赤くなった。 総「沖田 総悟でさァ。ま、よろしくたのみまさァ」 手を振ると、女子何名かが振り返した。 土「土方 十四郎だ」 一瞬、チラッと教室を見る。目が合った女子何名は、自分の手を握りしめ、目を離さなくなった。 高「俺ァ、高杉だ。せいぜい、よろしくな」 ニヤッと笑うと、女子何名が赤くなった。 桂「桂 小太郎という。よろしく頼む」 キリッと教室を見ると、女子何名が唾を飲み込んだ。 このクラスの蝶蘭以外の女子は、転校生の男子に心を奪われてしまったのだ。 先「わ、悪いが、君達のせきは、咲津鬼さんの前と隣と後ろだ。 き、今日1日も自主だから」 それだけ言うと、先生は教室を出て行った。
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