3人が本棚に入れています
本棚に追加
~~
蝶(・・・この“血塗れ空間”に転校生入れるとは、父さんは何考えてんだ)
この“浪桜乱中学校”の校長、咲津鬼 鋼羅和(サキヅキ コウラワ)は蝶蘭の父だ。
蝶蘭の母は、此処ら辺を纏めていた不良だったが、蝶蘭を生んだ後に亡くなった。
蝶「ったく・・・。父さんもめんどくさい事を・・・・」
外を見るのを止めるのと同時にガラッ!と戸が開いた。
そして年老いた先生が入ってくる。が、生徒達は見向きもしない。
先「今日は転校生が、います。は、入りたまえ」
転校生が入ってくると聞くと、蝶蘭以外が戸を睨み見た。
?「ども~」
銀髪の天パに、死んだ赤い目の少年
?「・・・・・・・。」
黒髪に、鋭い目つきをした美少年
?「ここですかィ?」
爽やかそうな茶髪で、赤い目の少年
?「ククッ・・。思った以上じゃねーか」
紫色の髪に、左目に眼帯をしている少年
?「凄い所だな」
黒い茶髪の少年
男女「・・・・・・」
皆はまだ睨んだまま、転校生を見ていた。
蝶蘭は見向きもしない。
先「て、転校生、です。自己紹介を、どうぞ。」
先生が言うと、銀髪が話し出した。
銀「俺ァ、坂田 銀時~。よろしく~」
ニッコリと笑うと、クラスの女子何名かの顔が赤くなった。
総「沖田 総悟でさァ。ま、よろしくたのみまさァ」
手を振ると、女子何名かが振り返した。
土「土方 十四郎だ」
一瞬、チラッと教室を見る。目が合った女子何名は、自分の手を握りしめ、目を離さなくなった。
高「俺ァ、高杉だ。せいぜい、よろしくな」
ニヤッと笑うと、女子何名が赤くなった。
桂「桂 小太郎という。よろしく頼む」
キリッと教室を見ると、女子何名が唾を飲み込んだ。
このクラスの蝶蘭以外の女子は、転校生の男子に心を奪われてしまったのだ。
先「わ、悪いが、君達のせきは、咲津鬼さんの前と隣と後ろだ。
き、今日1日も自主だから」
それだけ言うと、先生は教室を出て行った。
最初のコメントを投稿しよう!