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土「咲津鬼?誰だよ」
土方の言葉に、教室がざわめいた。
銀「ぇ、なになになにッ!!?」
男9「お前ら、姉御の事知らねーのに、この“血塗れ空間”に来たのかッ!!!??」
女17「姉御は、“moonbutterfly.プリンセス”。一度は聞いたことあるでしょ?」
桂「“血塗れ空間”・・・・」
高「“moonbutterfly.プリンセス”だァ?」
総「とりあえず、咲津鬼の“moonbutterfly.プリンセス”って誰でィ」
教室の目線は蝶蘭に集まった。
銀時達が蝶蘭を見ると、蝶蘭の回りには机が無く、1つ分開いていた。
男5「姉御が自分から離してんだ。どうしてかはしらねーけど」
男1「何か理由があんだろ?姉御なんだから」
そんな話を聞き、銀時達はとりあえず、蝶蘭の所へ向かう。
蝶(・・・・ッチ。めんどくさい奴らが来やがった)
外を見ながらそう思っていると、声がかかった。
銀「よう、咲津鬼~。俺、転校生だからよろしく~」
蝶蘭は見向きもしなかった。
高「聞いてんのかァ?」
総「完璧無視たァ、流石は“moonbutterfly.プリンセス”様でさァ」
総悟が蝶蘭の後ろへ座る。
銀「総一郎くん、何勝手に座ってんの?」
総「総悟ですぜ、旦那ァ」
土「おい、ここじゃ旦那はだめだろ」
高「ま、俺ァこいつの前な」
高杉は蝶蘭の前に座った。
銀「なら俺、こいつの隣~」
銀時は、普通に蝶蘭の隣へ座った。
土「俺、総悟の隣しかねーじゃねーかよ・・・・。流石に高杉とは座れねーよ」
桂「うむ。なら俺は高杉の隣だな」
土方と桂は銀時の前後に座る。
高「で、“moonbutterfly.プリンセス”さんよォ・・・そろそろ俺達の顔、見てもいんじゃねーか?」
蝶「・・・・・・」
銀「お~い」
蝶蘭はめんどくさそうに振り向いた。
それを見た銀時達は、動きを止めた。
その綺麗さに見惚れた。
5人「・・・・・・・・。」
蝶「俺の名前は、咲津鬼 蝶蘭。“moonbutterfly.プリンセス”なんて呼び方じゃなかったら好きに呼べ」
桂「姉御以外でもいいのか?」
蝶「あれはそいつ等が勝手にそう呼んでんだよ。」
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