第1章 出会い

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土「咲津鬼?誰だよ」 土方の言葉に、教室がざわめいた。 銀「ぇ、なになになにッ!!?」 男9「お前ら、姉御の事知らねーのに、この“血塗れ空間”に来たのかッ!!!??」 女17「姉御は、“moonbutterfly.プリンセス”。一度は聞いたことあるでしょ?」 桂「“血塗れ空間”・・・・」 高「“moonbutterfly.プリンセス”だァ?」 総「とりあえず、咲津鬼の“moonbutterfly.プリンセス”って誰でィ」 教室の目線は蝶蘭に集まった。 銀時達が蝶蘭を見ると、蝶蘭の回りには机が無く、1つ分開いていた。 男5「姉御が自分から離してんだ。どうしてかはしらねーけど」 男1「何か理由があんだろ?姉御なんだから」 そんな話を聞き、銀時達はとりあえず、蝶蘭の所へ向かう。 蝶(・・・・ッチ。めんどくさい奴らが来やがった) 外を見ながらそう思っていると、声がかかった。 銀「よう、咲津鬼~。俺、転校生だからよろしく~」 蝶蘭は見向きもしなかった。 高「聞いてんのかァ?」 総「完璧無視たァ、流石は“moonbutterfly.プリンセス”様でさァ」 総悟が蝶蘭の後ろへ座る。 銀「総一郎くん、何勝手に座ってんの?」 総「総悟ですぜ、旦那ァ」 土「おい、ここじゃ旦那はだめだろ」 高「ま、俺ァこいつの前な」 高杉は蝶蘭の前に座った。 銀「なら俺、こいつの隣~」 銀時は、普通に蝶蘭の隣へ座った。 土「俺、総悟の隣しかねーじゃねーかよ・・・・。流石に高杉とは座れねーよ」 桂「うむ。なら俺は高杉の隣だな」 土方と桂は銀時の前後に座る。 高「で、“moonbutterfly.プリンセス”さんよォ・・・そろそろ俺達の顔、見てもいんじゃねーか?」 蝶「・・・・・・」 銀「お~い」 蝶蘭はめんどくさそうに振り向いた。 それを見た銀時達は、動きを止めた。 その綺麗さに見惚れた。 5人「・・・・・・・・。」 蝶「俺の名前は、咲津鬼 蝶蘭。“moonbutterfly.プリンセス”なんて呼び方じゃなかったら好きに呼べ」 桂「姉御以外でもいいのか?」 蝶「あれはそいつ等が勝手にそう呼んでんだよ。」
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