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「今度、いつ会うんだよ?」
「え?」
旬の言葉で、飛んだ意識が戻ってきた。
「イサに」
「あ、うん、夏休み入るし、8月入ったら行こうかなって」
「そう」
旬はそう言うと
私の顔に、ずいっと距離を寄せた。
「何?」
「せっかく夏休みなんだからさぁ……イサのマンション2、3日泊ってきたら?」
え……?
と、と、泊まるぅ!?
およそ1.5倍ほど、見開いた目。
そんな私を、旬はいかにも
何が言いたげな表情で
膝に頬づえをついて眺めた。
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