ご褒美

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課長がどう思ったのかは、表情からはさっぱり分からなかった。 課長は私の手をとって、 「じゃ、綾瀬の家に行こっか。」 と優しい顔で言った。 私は、その顔に胸の辺りが、ぎゅうぅってなり、ただ頷く事しかできなかった。 そして私達は、恋人のように、手を繋ぎながら、私の家に向かった。
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