恋心

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恋心

「はぁぁ…。」 私は、今日、1日、何回ため息をついたでしょう!? 何て1人クイズができる位、ため息をついていた。 金曜日は、あれから課長とうちで少しお酒を飲んだ。 課長は、 「ちょっと、ベランダを借りる」 と言って、携帯を持ってベランダに出て行った。 多分、奥さんに電話してたんだと思う。 ちょっと切なくなる…。 そしていつの間にか、どちらからともなくキスをして…。 課長と身体の関係を持ってしまった…。 ここまで思い出して、またため息が出た。 課長はその日、私の家に泊まっていき、ついさっき始発で帰って行った。 課長は、帰り際に、 「また、寂しくなったらいつでも言っておいで。」 と、私の頭を撫でながら言った。 私は、何も言えず、課長が帰って行くのをただ、ただ見送った。 これじゃ、ただのセフレじゃん!! 私は、そんな気持ちじゃないのに…。 そう、見事に私は、課長に恋へ落ちてしまった…。 単純過ぎる私…。 傷つくのが目に見えてるのに…。
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