転生日記1P【連鎖の始まり】

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ーーーーーーー 現在は家までの帰路 勿論あの告白は罵倒という俺からのプレゼント付きで返品した あの告白のせいでいつもより帰りが遅い 季節は夏の終わり。まだまだ暑い今日は夏休み終了から2日目、なのに告白された 夏休みに入る前にもやたらされたが、いつも罵倒付きで断ってるのに全然減らない なぜだろう? まぁ非常にめんどくさいがこれからも断ればいいだけだ そんなことを考えながら歩いてふと腕時計を見る 現在時刻6時58分 門限7時00分 まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい非常にまずい なにがまずいって?帰ったらわかる 俺はボルトにも勝てる(かもしれない)ダッシュで家に向かった 「ただい……ま…ハァハァ」ガチャ どうだ! 「遅かったね、ミクちゃん」 俺が息絶え絶えに玄関のドアを開けると、深紅の髪に柔和な笑顔をたたえ、俺よりも身長の高い美人がいた いや俺の姉さんなんだけども…… 今姉さんは『遅かったね』といった つまり……… 確認のために時計を見る 7時03分 なん……だと……?! ヤバい、まぢでヤバい 俺が焦っている理由はすぐにわかる 「ミクちゃん?お姉ちゃんが『遅かったね』って言ったのに無視なの?」 幻覚なのか姉さんの周りにオーラが見える 「いや、別に無視したわけじゃ……」 「じゃあ今何時?」 姉さんのオーラが増した気がする 「……7時03分です」 「そうね、門限を3分も過ぎてるわね」 うちは門限だけには厳しい なぜかというと俺の両親は俺が小さいときに既に他界しており、ずっと二人暮らしだった そして元から優しい姉さんと俺のこの容姿が合わさって、夜は外出禁止、門限を過ぎたらお仕置きがあるのだ と、いうわけで、父さん、母さんすぐにそっちにいくかもしれません 「うふふふ」 「アァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
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