転生日記3P【ギルドでおしごと!】

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「ルカいる?」 「はいはーい!あっミクルさん!依頼ですか?」 受付につくとルカがごちゃごちゃした書類の作業をしていて、さっきよりも増えていた 「あぁ、初めてでも行けるけど少し難しい、みたいなのないか?」 依頼を受けるのは初めてだし、テンプレだと、あまり難しいのを受けて森の最深部なんて行った暁には、まためんどくさいイベントに巻き込まれる可能性大だ 「う~ん。そういうのはありませんね」 「そうか…」 「あ!でも勘違いはいけませんよ?あるにはあります。でもまずは説明をしないといけないので」 あぁそういえば変態に遮られて聞けなかったな、と思いながら無言で先を促す 「それでは、ゴホン。まず始めに、マスターはバカです。」 あれ? 「仕事をしません。ニートです。自宅警備員です」 これって説明だよね? 「じゃあなぜそんなマスターが経営しているギルドが存続しているか」 たしかにな。聞いてるだけだとただの名ばかり管理職だ 「それはマスターの『強さ』と『結び付き』にあります」 『強さ』はわかる。伊達にマスターをやってないんだろう 「『結び付き』ってなんだ?コネってこてか?」 「ん~、そうも言い換えられますね。ずばりマスターの友人が有名人さんばかりなんですよ」 「たとえば?」 「7大貴族は勿論、王族ですね」 「へ~王族ね~……って王族!?」 「はい。なんでかわからないんですけど、前に見た時は王族にタメ口でした」 まじでマスター何者だよ 「とまぁそれらとの『結び付き』が強いわけです。そしてその『結び付き』の中で、秘密裏にやってほしい、普通のギルドでは無理な依頼、などが回ってくるわけです」 なるほど読めてきた 「なのでうちのギルド員はみんな強いわけです。」 まぁそのマスターがいなくても運営出来てるってことはそうなんだろう 「じゃあもし俺が弱かったらどうしてた?」 「悪いですけどお引き取り願ってました」 だろうな。普通のギルドでは無理な依頼なんて回ってくるんだから『普通』じゃダメだよな あれ?でもそれでいくと魔力量計るときに驚かれた俺って…… うん、考えないようにしよう
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