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「あ、あぅあ……」
おっと、後ろの子を忘れていた
俺は振り返ってもう一度じっくり観察する
………う~む、見れば見るほどショタだ
事情はテンプレどおりなら、魔盲だから捨てられた、ということになるんだろうけど
一応確認のためにも聞かなければ
「君、こんな危ないところでなにしてるんだ?」
なるべく、な~るべくやさしく聞く
「えと、あの、その…」
いきなり死にそうになり、そこを助けられ、説明を求められる。これだけのことが一気にきたのだ。見た目からして10歳前後にはちょっと苦しかったようだ
「ゆっくりでいいぞ?」
「あ、はい!」
す~は~、と深呼吸するショタ。そっち路線の人が見たら即お持ち帰りレベルだな
「え~と、お姉ちゃん。ありがとう!」
満面の笑みで言われました。そっち路線の(ry
「いや、それはいいんだ……ていうかもう暗いし帰ってからでいいか?ここ危ないし」
森の木が邪魔で唯一の時間の基準である月が見えないが、もう夜中だろう
「……いっちゃうの?」
ウルウル上目遣いでいわれました。そっちr(ry
「うん?君はこないのか?」
あれ?もしかしてこの森に住んでたのか?
「行っていいの!?」
「あ、あぁ」
決定だな。確実に捨てられ系の魔盲主人公だ
もし違ってもギルドが保護してくれるだろ
「それじゃあ行くか。ギルドに『転移』」
あ、ギルド依頼の証拠忘れ(ry
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