5980人が本棚に入れています
本棚に追加
えぇ~と、はい。状況を整理しましょうか
依頼を受けて森へ
↓
依頼と同時に魔盲捨てられ系ショタ発見
↓
ギルドに連れて帰り封印を解くことに
↓
ハクの奮闘により無事成功
↓
イケメン出現←イマここ
うん。意味わかんね
だってほら、さっきまで目の前にいたのはそっち系の人がいたら即お持ち帰りレベルのショタだぜ?
現在は、超イケメン。うん。意味わかんね
そうやって俺が混乱、ルカが固まっていると、超イケメン君が話しかけてきた
「お姉ちゃんなでなでは?」
………………。
いや、最初からわかっていたさ。ただ認めたくなかった、ただそれだけ。人間の本能ってやつかな………こいつは『主人公』なんだと気づいたのさ。………いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!絶対に巻き込まれるよ!だって顔に『主人公』って書いてあるもん!超イケメンだもん!
目の前の超イケメン、改め、ハクがものすごく物欲しそうな目で見てくる
………はぁ、しょうがないか
そう心の中で割り切り、頭を差し出してくるハクの頭をなでてやる
ハクは気持ちよさそうに目を細めている。そんな顔もイケメンだ
だけど、問題は山積みだ。まずはこの精神。外見は神がかっていると言ってもいいほどのイケメンだ。だがずっとあの姿でしかも親にも甘えれなかったであろう過去も加わり、精神がかなり幼い
次に、魔力。それと属性。これらは測定すればすむことだが、まちがいなく世界トップレベルだ
さらに、俺はどうでもいいのだが、かなりなつかれてしまった。こんな超イケメンに『お姉ちゃん』なんていわれても……ねぇ?
とりあえずルカを起こして測定……は明日でいいか
「……しょうがない。今日はもうねるか」
「寝る!お姉ちゃんと一緒!」
……忘れてた。まぁ精神年齢低いし、俺も元男だしなんも抵抗はないけどな
あ、いまさらだけどハクの容姿な。まず一番の違いは身長だ。ショタのときはルカと同じかそれよりも小さかったのに、今は俺よりも全然でかい。180はあるんじゃないか?それと顔は、逆に整っていないところを指摘するのがむずかしいぐら整っている。髪は黒のまんまで、さらっさらの髪を耳が隠れるか隠れないかぐらいまで伸ばしている。声はショタのときより確実に低くなっているのに、『おねぇちゃん』と呼ばれてもなんら不自然じゃない。なぞだ。まぁこんなもんか
最初のコメントを投稿しよう!