5980人が本棚に入れています
本棚に追加
と、言うわけで今日は就寝することになった
もちろんハクと同じベッドで。次の日に、あんなことになるとは知らずにーーーー
~次の日~
「ハァハァ……」
くそ!くそ!まだ追ってくるのか!
現在全力で街を疾走しているミクルです。なぜ全力疾走しているかというと……
「ミクルちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!ハァハァ」
………あの変態が襲ってくるからです
これについては少し時間を遡らなければならない
ーーー1時間前
起きた
昨日固まったルカを無理やり起こして、自分の部屋に戻りシャワーを浴びてからベッドに入った
ハクは、服がボロボロで、しかも体が小さいときのままだったのではちきれんばかりだ
だから『現実設定』で『ハクに似合う服を着ている』ことにして、シャワーを浴びせた
風呂からあがってきたハクは、バックにお花畑が見えるんじゃないかってくらい輝いていて、そこらへんの女の子なら一瞬で落ちるであろう美貌を誇っていた
一瞬見蕩れてしまったが、ハクの
「お姉ちゃん寝よ?」
という一言で寝ることに
なにも抵抗はなく、さらに初仕事を終えた後なのですぐに夢の中にfry awayできた
そんで今、目が覚めて、初めて見えたのは綺麗なハクの顔
「スぅースぅー」
安らかな寝息をたてて寝ていて、見ているこっちの眠気をまた呼び戻しそうだ
しかし、それも1つの言葉でかき消される
「ミックルちゃぁぁぁぁん!!おはよおおお……お?」
「………」
俺の中の面倒数値が振り切っています。変態の登場です
「……が………た」
「え?」
ぼそぼそと俯きながら言っているので聞こえない。聞き返そうとすると、大声で遮られた
「ミクルちゃんが汚されたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
why?
汚される?なんで?……自分の今の状況を振り返りあぁ、そうかと納得
そりゃあ第3者から見れば、昨日まで見なかった男と一緒のベッドで寝ている=にゃんにゃん、でしょう
でもね?ハクは弟?みたいなものだし、第1に俺は男を捨てたつもりはない。いつかは黒ローブに戻してもらうつもりだ
『現実設定』?ふっ、試したサ、描写がないだけでね。いの一番にね。無理だったけど………
最初のコメントを投稿しよう!