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まぁでもほんとにそんなことを仕事中にはしないか
「じゃあ何に行きま……?」
「お姉ちゃんどっかいっちゃうの?」
ハクがいつの間にか隣に来て、俺の服の袖を少しつまんで寂しそうに言ってくる
正直に言おう。かわいいです
なにこれ?ほんとに16歳?いやたしかに幼いといってもね?自分のレベルの高さを自覚して欲しいです
あれ?そういえばレーヌさんはなんも反応しないな、なんでだ?
「それは簡単よ」
「心を読まないでください」
「私は……」
「スルーですか。それで、私は?」
「かわゆい女の子にしか興味がないの!」
握り拳を上に向け堂々と言うレーヌさん。もしこれに背景をつけるのなら、波がザバーン!だろう、それか、ばーん!だ
だめだこいつ、早くなんとかしないと……
「そうですか、身の危険を感じるのでやっぱり依頼は「嘘ですごめんなさいほんと勘弁してください」」
よし、勝った
「じゃあいく条件としてハクも同行で」
「ぐっ……うぬぬ……わかっ……たわ」
どんだけ悔しいんだよ
しょうがないなぁ
正直いうとこれはあまりしたくない。前世でもこれを使えば大抵の男は言うことを聞いてくれた。しかし、これを使うと自分の女顔を肯定しているみたいであまり使わなかった。女になった今でも通用するかはわからないがやってみる
「レーヌさん………いいでしょ?」うるうる
そう、『うるうる上目遣いでお願い』だ
これは姉さんに教えてもらった秘技で、やむおえないときに使いなさいといわれた、いわばファイナルウェポンだ
どうだ!つうじるか!レーヌさんの反応は!
「………」
あれ?俯いてなにもいわないんだけど
「あの、レーヌさn「うふ………うふふふっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふっふふふふ」
こ、これは……
レーヌさんがいきなり笑い出したかと思うと、ゆらりといすから立ち上がり、また笑い出した
ぶ、不気味すぎる……
「ミクルちゃん」
「は、はい!」
地獄のそこから這い出てきたゾンビみたいな声で呼ばれたのでつい背すじがぴんとして返事をしてしまった
「私と
いいことしましょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
飛び掛ってきたレーヌさん。鼻血がだぼだぼだ。そんに気持ちわるかったのかとショックを受け、元の時間に戻る
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