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~現在~
くそ、今思えばあれは余計なことだったのか!
あの後ギルドを飛び出し逃げるが、それでも追ってきたレーヌさん
街の人たちはなぜか、またか…みたいな視線を、そして俺に対して、ご愁傷様ですみたいな視線を送ってきている
まずいな、今日はハクの山積みの問題を解決しようと思っていたのに。どうにかしてにげきれないか……
「まちなさいミクルちゃぁぁぁぁぁん!!!私と や ら な い か 」
「やばいやばいやばいやばいやばい」
かんがえろぉ考えるんだミクルぅ!!!
……まてよ?なにも必死に逃げなくてもいいんじゃないか?例えば『現実設定』を使うとか…
「ミクルちゃんの奇妙な力を使っても無駄よ!私の美少女センサー【ミクルちゃんver】で地の果てまで追いかけるわ!」
怖いよあの人!
こうなったら!
「影分身の術!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボン!
名づけて!一気に100人ぐらいになり街を駆け回り霍乱しちゃおう作戦!
誰だ今ネーミングセンス(笑)っていったやつ!
まぁいい、それより早くギルドに戻ってハクを回収せねば
「頼んだ!」
「まかされよ!」×100
邪異亜ンがいっぱい
「はぁはぁ……んく、はぁ~やっとついた」
なんとかミクルがいっぱい大作戦が成功し現在はギルドの前だ
え?作戦名が違う?気にしない気にしない、一休み一休み
一息ついてからギルドの扉を開ける
瞬間、なにかが飛びついてきた
「お姉ちゃん!」
ハクだ。己は犬か、と突っ込みたいが我慢我慢
「わるいわるい。変態がしつこくて。そんじゃ今からすることがあるんだけどいいか?」
「お姉ちゃんと一緒なら!」
なにこのこかわいい
「ちょっとまってな。ルカーいるかー!」
「はーい!」
受付のほうに向かって叫ぶとルカが中からひょっこり出てきた
「いたいた、いまからハクの検査してもらいたいんだけど」
「あぁそういうことですか!どうぞどうぞこちらへ」
「ほら、あの子についていきな」
「お姉ちゃんは?」
「俺はやることがあるから……言うこと聞いてくれたらあとでなでなd「いってきます!」」
素直だこと
そのまま2人の背中を見送る
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