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「こらハク!危ないだろ!」
「……ごめんなさい」
なにこれかわいい。これ犬耳あったら絶対シュン、ってなってるよ。俺は狐耳派です
とりあえず状況がカオスなので話を転換
「それで、マスターとした約束ってなんなんだ?」
「あぁそれはですねぇ……直に聞いたほうがいいかもしれません」
「?そうか?じゃあハルさn……うっ!」
俺がハルさんの方に向くと
「どうせ俺は女にみえるんだよ。そうさ、どうせおれは………ぶつぶつ」
………こぇぇ
いや、がんばれミクル!この空気を払拭するためだ!
「あの、ハルさん?」
「……なに?」
「昔マスターとした約束とは?」
「………勝負で負けたら罰ゲームってやつで、『髪はおしりより下にいかないと切ってはいけない。ただし切っていいのは腰までとする』って約束で……」
あ、あぁ~、いたたまれない……
ていうかマスターが鬼畜すぎる
「……あ、そうだルカ?ここのギルド員て全員で6人っていってたよな?7人の間違いじゃないか?」
「?いいえ?間違ってませんよ?」
あれ?おかしいな?ええと、まずマスター、ルカ、レーヌさん、カームさん、ハルさん、国外に行った人、マスター代理……やっぱ7人じゃないか
「あ、まだ言ってませんでしたね!」
俺が思っていたことを読んだのか、ルカが紹介してくれた
「ギルド『神々の墓場』ギルドマスター代理の
ハル=カンザキさんです!」
え?
チラッ
「………」しくしく
この美人(男)さんが?ギルドマスター代理?
「?どうしたんですか?ミクルさん………あ、でもミクルさんとハク君をいれたら8人ですね!」
よし、ここは異世界だ!なにがあっても不思議じゃないんだ!それになんかものすごく近親感がわくしな!
あ、そいえばハクは検査が終わったからここにいるんだよな。結果どうだったんだろ
………てか検査が終わるぐらい長く探し回ってたのか……
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