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「無視しないでくださいよミクルさぁん……」
おっと、自分の世界に入りすぎてたな
「悪い悪い。それでハクはどうなったんだ?」
「あ、はい!余裕でしたよ!魔力量なんかもミクルさんにひけをとらないほどでしたし………ただ、属性が無属性だけなんですよ」
「?それってなにか悪いのか?無属性ってなんかかっこいいけど」
「ん~無属性は簡単に言うと、まだ解明されていない属性、ですね」
じゃあハクは魔法が使えないのか……
「あ、でも一応無属性の魔法もありますよ?すごく少ないですけど」
「ほっ、そうなのか。よかったなハク」
「?うん!」
わかってないところもまたいいな
「それで?無属性の魔法ってなにがあるんだ?」
「転移とか、ボックスとかですね」
ほぉ~テンプレだな
「攻撃系とかはないのか?」
「残念ながらわからないですね」
「そっか………「あるぞ?」」
「「え?」」
俺とルカが同時に驚く。後ろを見るといつの間にか復活していたハルさんがこちらを見ていた
「いやだから、無属性の攻撃系魔法はあるぞ?昔使ってるところをみたことある」
「よかったなハク!……じゃあちょっとハクに教えてもらっていいですか?」
「ん、いいよ」
「ありが「ただし!」………?」
「お菓子をかってきてくれたらな!」
満面の笑みで言うハルさん。本当に男かと疑ってしまうほどに綺麗だったが、前世での自分のこともあるのでそれは心の奥にしまっておく。ここの人はみんないい人ばかりのようで、安心してハクを任せられる
と、いうわけで初仕事は大成功+拾い物で万々歳だった
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