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そんでもってハルさんのおいしい朝食をいただきコーヒーブレイクタイム
円形のテーブルに俺、ハク、ハルさん、さらに不本意だがなぜかスタンばっていた変t……変態が座っている
「言い直せてないけど」
「自然に心を読んでしかも会話をなり立てようとしないでください」
「いいじゃないべつに。私のものは私のもの。あなたのものも私のものよ!」
「どこのジャイアンですか。……とりあえずあなたの人気が凄まじいのが疑問だ……」
「???」
ふっ、なぜか作者のリア友(仮)に人気なんだよこの変態は
「それで?今日の予定はなんなの?またいつもどおり依頼?」
「えぇそうですね」
レーヌさんの言うとおり最近は、いつ姉さんが来てもいいように資金稼ぎのための依頼を大量に達成していた
そのおかげでお金は、小さい国なら買えるんじゃね?ってぐらいある
なのに、姉さんが来ないんだよなぁ
「はぁ」
「?どうかしたのかミクル」
ハルさんが綺麗な顔を心配そうに歪めて覗き込んでくる
俺はあなたが本当に男なのか心配ですよ
「大丈夫です。ちょっと身内の到着が遅れてまして」
「え!?ミクルちゃんの身内の方がくるの!?どうしよう!まだ挨拶の言葉とか考えてないわ!」
本気で慌てているレーヌさん
俺はもう諦め、ハルさんは気の毒そうな視線を送ってきている
「で!?で!?ミクルちゃんの家族のどの方が来られるの!?」
もう挨拶する気満々ですねレーヌさん。いつの間に化粧したんですかレーヌさん。いつの間に着替えたんですかレーヌさん
「はぁ、準備バッチリですね」
「もちろん!結婚指輪もあるわ!」
「俺の将来は決定済みですか!?」
「あたりまえじゃない」
「なんでそんな『なにいってんのこいつ?』みたいな顔をしてるんですか!?」
「私だからよ!」
「………突っ込まなきゃいけないのに納得してしまった自分が怖いっ!」
そこで若干空気とかしていたハルさんが尋ねてきた
「そういえば、なんでミクルは自分のこと『俺』っていうんだ?」
「それは……」
あなたもでしょ。と言いかけたがなんとかこらえた
「それは?」
ハクも気になっていたらしい。興味津々だ。というかレーヌさんに聞かれると思っていたのに。意外だ
「それはオレっ娘もいいなぁって思ったから」
「変態の模範解答をありがとうございます」
変態はやはり変態だ
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