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○フォイイベント(仮)の罰を終えた直後、『ギルド対抗戦』が一週間後に迫った騒がしい時期
一週間後にはオリンピックのような催しがあって、そこではきっとフラグが乱立するんだろうなー、きっと『無限の旗製(アンリミテッドフラグワークス)』的な感じで飛び交うんだろうなーみたいな、憂鬱どころか色々すっ飛ばして驚愕(後)までいきそうな心持ちの現在
「で、あるからして、ひろしも全蔵も木原くんもラッドの兄貴も全員中の人は一緒なわけで……お、丁度いい時間だな」
今までスラスラと授業を進めていたラク先生が煙の出るキャンディー(通称レロキャン)をいつも通りに燻らせながら、まだ授業一コマが終わるには15分ほどあるところで一旦教科書を置いた
そのまま生徒全員の顔を見るように一周し、
「えー、この間連絡したと思うが、明日はギルドでの実習だ」
「はぁ!?俺たちなんも聞いてなゴルバチョッ!!」
「うるせーぞコール」
「先生!バカの言う通り何も聞いていません!」
「そうかー、じゃあ今言った」
ラク先生のダルサンがクリーンヒットしビクンビクンしているコールが放置され、代わりにツインテールのマニラが聞くも、ラク先生はまったく悪びれない
「でだ、たった今連絡した実習だが……」
「言った!たった今連絡したって言っカルパッチョ!」
「うるせーぞコール。んで、その実習の班決めを残りの時間でやっちまおうと思……ったんだが、そこのバカのせいで時間が押してる。だから適当に席が近い奴らで組め。最低でも二人だから特にぼっちのエチゼン姉ー」
おいそれ本当にぼっちの奴だったらいじめだからな
そこら辺は見極めてるんだろうけどさ
そんな感じで、授業終了五分前になって急いで隣の席の奴らを確認しているクラスメイトたち
ちなみに俺とハクは元々が離れている。なのでここは知らないクラスメイトとかな、と思ったのだが、
「不束者ですが、とカレハは三つ指を立てて挨拶します」
右隣は誰もいないため、必然的に通路を挟んだ奴と組むことになったのだが、そこにいたのは少々の苦手意識のある妹達激似のカレハだった
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