転生日記16.5P【学園チート録ー回想編ー】

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「……ヒャハッ」 俺の意を汲んでくれたのか偶然か、二人を消した直後にまたあのスピードで突っ込んできたダークエルフ 体格差が半端じゃないため、ほとんどがかなり重い一撃となって降り注いでくる 「だがしかし!」 それをいなして躱して相殺して、自らが作った隙に乗じてこちらから反撃 さっきはよくも掌底なんてやってくれたなとか、防いだ膝がちょっとヒリヒリするぞとか、ちょっとかっこよかったなんて思ってないぞとか、色々ごちゃごちゃになりながらも、なんとなく掌底をバチコン!と 「ガッ……!」 「まだまだぁ!」 ヅゴンッッ!!と一発がクリティカルヒットし、まるで分厚い装甲が剥がれ落ちたかのように仰け反ったダークエルフへと休まず追い打ち 「ガッ……ヅァッ……ブッ……ゴッ……!!」 ドドドドドドドドド!!!と連撃連撃連撃 途中から楽しくなって、まるで白い眼を持つ一族の技のように六十四掌、さらに腹に思い切り一撃を加えて空中へとぶっ飛ばし、包帯を創造し雁字搦めに 「蓮華は二度咲きますアタック!」 技名を叫ぶのは中二の専売特許と遠慮しました もう本当に襤褸雑巾のようになったダークエルフが宙を舞い、先に俺が着地。その際にも、裏の技をしたのにまったく痛みがないなんて、と感慨に耽ること約0,001秒 ダークエルフがピクリともせずに落ちてくる前に、右手に小さな台風をイメージし、さらにそれを手裏剣にするイメージ で、投擲 ギュイィィィィィィィン!!!と激しく旋回し、文字通り空気を切り裂きながらダークエルフへと着弾 瞬間、うねりを上げるようにまさに局地的台風が発生。ダークエルフが叫んでいるように見えなくもないが、確か心臓を複数所持している奴でも一瞬だったから相当なんだと思う そんなプチ災害(人為的)が収まると、渦中は惨状と成り果て、ダークエルフを中心に巨大なクレーターが出来上がっていた 当然ダークエルフは重力に従い落下。そのままクレーターへと崩れ落ちーーーる前に真下へと移動して受け止める 2倍はあろうかというその大きな体全体で呼吸をし、身体は血まみれ、流石は主人公の技だなと思いながら、ストレスが少しは発散できたので残るのはちょっとした罪悪感
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