転生日記17P【チート・ア・ライブ(二期)】

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という少々の不安を裏付けるように、明らかに書いた量とは異なる、それも一日じゃ書ききれないようなページ数をペラペラとめくっていく姉さん おかしい、明らかにおかしい 「ちょ、ちょっと貸して姉さん」 「う、うん」 半ば奪うようにして本を持つと、まるで数か月放置したかのように少々の汚れがつき、最初のような新品とは程遠い保存状態となっていた 絶対に変だ。そう思って1ページ目をめくった 1ページ目は作った覚えも、最初に見た時に確認した覚えもない【目次】があった 転生日記1P【   】   ・・・1 転生日記2P【   】   ・・・7 転生日記3P【   】   ・・・30 転生日記4P【   】   ・・・59       ・       ・       ・ 転生日記16P【   】   ・・・773 転生日記16.5P【   】  ・・・809 転生日記17P【   】   ・・・833 『転生日記』と銘打たれた章がいくつもあり、『1P』が普通の小説で言う『1章』となっているとすぐにわかった しかし、その章タイトルのどれにも当てはまるのが、その後の空白。一体何が入るのか皆目見当がつかないが、それよりもまずはやはり内容だ 1ページ目は目次。2ページ目も後半の目次で、その次のページからようやく『転生日記』とやらが始まった 【目次】通りの章タイトルが書かれ、そこから紙の一番下に『1』と書かれ、次のページから『2』となっていっている。これは普通に考えてページ数だろう そして、その内容は、 「………空白?」 呟いたのは俺。そして首を傾げるのは姉さん 「どうしたの?こんなにびっしり書いているのに。それにこれミクちゃんの日記よね?」 「………」 答えられなかった なぜか俺には見えず、姉さんには文字がびっしりと見えるらしい。それに内容は俺の日記なんだそうだ そんなものを書いた覚えも無ければ、書こうと思ったことすら無い が、冷静に考えれば、日記と言う事は主観は俺。そして過去にあったことを書いているのだからこその『日記』。でなければどこぞの未来日記になってしまう
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