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そんな俺のコーシローはん並の知りたいと思う心を察したのか、レーヌさんがあの片手を胸の前に、そして右手を立てて指を一本立てる、『主張してますポーズ』を取りながら説明してくれた
「いい?ミクルちゃん。まず、ロリってなんだかわかる?そう、護るべき愛くるしい存在よね」
「突っ込みませんからね」
「じゃあ次よ。合法って何かしら」
「そりゃあ……何かの規則の範囲内で許容されていることですか?」
「流石ミクルちゃん模範的解答ね。でも合法ロリって言葉にそのままの意味を当てはめると、『ある一定の範囲内で許容されている愛くるしく守るべき存在』となるわ」
ふむ、と考える
確かにそのまま当てはめるとそうなるし、しからば許容されないロリは護られもしないし愛くるしくもない、となる
そんな馬鹿な話はないし、まずもって二つの言葉が合わさって1+1は2になるようなことなど少ない。この時点で作られている定義が滅茶苦茶なのだが、まぁそこはさておいて
とりあえず我関せずな姉さんとハクはそれで正解、それにルイちゃんの耳を塞いでるロイもグッチョブだ。だけどそろそろ助けろください。もうお腹いっぱいです
カームさんは頼れないとして、ルカに視線をチラッと向けると口笛を吹いていた。訂正、吹けてないでいた
「ここで、世間一般で言われている『合法ロリ』を考えてみるのよ」
「まず世間一般の方々はそんな言葉自体知らないと思うんですけど……まぁ、よく聞くのは年齢と見た目が見合ってないって感じですか」
その瞬間カームさん以外の全員の視線がルカに行ったのはにーどれすとぅせい
「そうね、ルカちゃんみたいな子のことよね」
「言っちゃうんですねそれ」
大丈夫かルカ。さっきから飲んでるその紅茶。しょっぱくなってないか?初めて来たお城で飲んだ紅茶は涙の味じゃないか?
「そこでよ!さっきのメイドちゃんのような子、つまり実年齢が人間の範疇を超えているような子も『合法ロリ』に入るのよしたがって!『合法ロリ』という神秘の言葉には限界がないのよ!」
拳を高々と上げ、キラキラと輝いて見えるレーヌさんだが言っていることが完全に変態のそれなので、ほんと、ほんと一瞬でもなるほど……と思ってしまった自分が憎いです
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