転生日記17P【チート・ア・ライブ(二期)】

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だってねぇ?『合法ロリ』について考えたこととかないし。『合法』という言葉が入っているにもかかわらず、『範囲が限定されていない』という矛盾を孕んでるから、なるほどって思っちゃっただけだし…… というか、今の論法といい、内容に目を瞑ったその論理といい、やっぱり中央を卒業してるだけあってレーヌさんって頭いいのかな という疑問は姉さんも同じだったようで 「レーヌちゃんすごいわね……私も納得しちゃった」 「ふふんもっと褒めてもいいのよ」 胸を張って腰に手をあてるレーヌさん そして姉さんが疑問をついてくれた 「レーヌちゃんは学生時代成績よかったんじゃない?」 「もちろん!学年首位だったわ!」 『え!?』 驚愕の事実に俺、姉さん、ハク、ロイが同時に反応した いやでも仕方がないだろう。勉強どころか体育さえもダルいとサボりそうなレーヌさんから聞こえたのは『学年首位』だ ルカは知ってたのか驚いていないが、レーヌさんがなぜ驚かれているのかと、滅多に見せない心外だという表情で言った 「あんたたち私が女の子ばかり追いかけるただの変態だとでも思ってたの?」 ざっつらいっ! なんて、訝しげにこちらを見てくるレーヌさんには言えないので、 「いや……だってほら、中央と言えば名門中の名門ですよね?そんなところで学年首位だなんて流石だなぁと」 通っているからわかる。ラクを始めとして、ミラ先生や生徒会長のセロ先輩、それにスキナ先輩など、優秀な人材がこれでもかといる そんな中で学年首位はそこら辺の頭脳明晰程度じゃ足元にも及ばないだろう。それが普段蛮行を繰り返すレーヌさんなら驚愕は必至。……妙だな、と見た目は子供君まで出てきそうなレベルである プンプンスカスカしているレーヌさんを尻目に、ルカが説明してくれた 「レーヌさんの場合は属性が属性ですからね。実技のテストなど担当の教師がいなかったらしいですよ?レーヌさんはすごいんです!筆記の方は本当に今でも不思議ですが」 最後にボソッっと聞こえたが、なるほど、破壊属性を持つ教師などそれこそ滅多にいないだろう。そんな属性を持っているのなら教師などではなくギルドで十分に稼げるし、むしろそんなものを教えることが出来るのかすらわからない
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