転生日記17P【チート・ア・ライブ(二期)】

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ハルさんの真剣な表情、場の緊迫した雰囲気、みんなの圧倒されている感じすべてがこれが真実なのだと告げている 神殺し 神話などに登場する逸話としてはポピュラーな、しかしこうしてリアルでそれが存在する世界だと現実味の度合いがまるで違う ギルドの名前など気にしたことがなかったが、まさかそんなすさまじい団体に入っていたのかと、自然と拳を握ってしまう が、そんな緊迫した雰囲気も、 「ま、こんな感じでバカどもが集まった場所ってことだ。なぁグラス」 「いやおかしくないか!?バカってワードの後に俺に振るのってもはや鉄板なのか!?」 「何言ってんのよあんたしかいないじゃないの」 「俺はバカ『ども』って言ったんだぞバカツートップ」 「私も!?ちょ、こんな変態と一緒にしないでよ代理!」 「お前それブーメランだからな」 といういつも通りな風景にぶち壊された あの……今って結構シリアスに滑り込む序章的な感じの場面じゃなかったんですかね。久しぶりに身構えちゃったんですけど。何気にちょっと恥ずかしいんですけど というかだ。ギルドについての説明はあの無駄に緊張感のあるやり方のおかげかよくわかったが、色々と気になることがまだある 「ハルさん」 「ん?なんだ?」 変態が二人がまるでラヴコメの主人公と幼馴染のような感じで口げんかしているのを尻目に、一番気になったことを聞いてみた 「さっき『このギルドを創ったやつは』って言ってましたよね?それってマスターじゃないんですか?」 その言い方だとマスターよりも前にマスターがいるように聞こえる。マスターのようなとめどない力を持っている人がほかにもいるのかと考えるだけで身の毛もよだつが 「あぁ……いるな。今のこいつは二代目だ」 ほえーとしているとハルさんは続けて、 「いや、うーん二代目……1.5代目?いや違うな……なんて言ったらいいかわからないがこのギルドを創ったのはこいつであってこいつじゃないって感じだな」 「フフ、あまり深く考えなくてもいいわ。今は私がマスターなんだもの」 「はぁ……?」 なんともまぁかっこいいセリフだろうか。マスターがいうからこそ裏付けもあり雰囲気も助けとなって、納得せざる終えなかった
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