転生日記18P【ゴッド・チーター】

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「人海戦術が有効なのはあくまでも『人』に対してだ」 男は微動だにせず、ただただ音を震わせる 「それを見誤った時点でR18スプラッタ映画の前売り券さえ買えないんだよ。わかる?てめぇらじゃバイオ7すら買えねーよ。創られたこいつらも浮かばれない」 自身がスプラッタに仕上げた残骸を見ながら言った 「唯一俺に対抗できるであろう最高神も片方は地上に縛り付けたみたいだが……ま、あいつはそれを逆に楽しんでたっぽいぞ?なんかゲーム売ってたっていうし。もう片方は見つけられなかっただろ。あの人は俺でも居場所分からないからなー」 軽快に世間話でもするように、ゆっくりと足を動かし始めた 「大体にして、神でも人間でもない俺を相手にこれだけ時間かけてる時点でダメなんだよ。お前らだって知ってるんだろ?神には『自分より高位の神には能力は効かない』っつー絶対の規則があることを」 一歩一歩、踏みしめるように、残骸は踏まないように 「俺もさー昔はそれをなんとか克服するために、覚えてるだけでも9999回は殺されてるんだぜ?笑えるよなーw」 軽くなった口調でも、足取りは重く 「サクラちゃんってば容赦ないんだこれが。流石の俺も一回しか勝てなかったのは凹んでさwもうあれだよ、ヤケクソっていうの?なんだったらもう何回死んでもいいから絶対にそのスカート捲ってやろう的な意気込みだったわけよwww」 混沌とした色の奔流のとある場所でピタリと足を止めた男 「ま、それぐらい決死の覚悟(笑)で行かなきゃ実力の違う相手には勝てないってことだ。無謀と勇気を履き違えない程度には、な」 スッ、と黒いローブから手をまっすぐ前に添えた 「だからさ、折角能力のハッキングまでして格好の状況を作り出しても、てめえが来ねーんじゃ話になんねーってこと。おk?」 言葉を切った瞬間、伸びた腕が置いていた空間にピシッとヒビが入った 「それをお前、悠長にずーっと同じ戦法はねーだろwwwだーからこうやって逆探知されんだよばーーーーーーーーーーーーーかwwwwwwwwwwwwwwwww」 一際軽くなった口調が強まったのを合図に、数えられない程の色が全て脆いガラス細工のように粉々に砕け散り、破片の雨へと変貌。透き通るような青空のような空間へと変わった
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