*1話*

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「こらー蓮架!! 千冬死にかけてるでしょー!!!!」 大声で叫びながらポニーテールを揺らしながらこちらに歩いてくる美少女。 「友里亜ぁぁぁぁぁぁ… 助けてぇぇ…」 千冬は必死にもがきながら友里亜に助けを求めた。 しかし―――――― 「友里亜の千冬なんだから離しなさいっ!!」 「違うしぃ!!! うちの千冬だもん!!」 友里亜と蓮架が千冬を間に引っ張りあいをはじめだした。 「ちょっ…2人して引っ張らないで… ち…ちぎれる…」 (友里亜に助けを求めた私がバカだったよ…) ミシミシと音をたてる腕を無視し諦めかけた時………… キーンコーンカーンコーン 「あっ」 「うわっ」 「えっ」 と間抜けな声を3人同時に発して、その瞬間2人は千冬を同時に離して急いでロッカーに走っていった…
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